芝生の研究
芝生-都心の日本芝
初めに
都心の実家には、50年ほど前に親せきの赤ん坊が庭に落ちても良いように家の南の周りに日本芝を植えました。
また郊外の庭で西洋芝を、20年近く東京都心に引っ越すまで育てました。
ここでは2年ほど前から都心のドクダミだらけになった庭を、世話いらずにしたくて、日本芝を広げていく経過を紹介します。2020/05/14
芝生の研究に改題しました。
良く育てるにはやり方やそのための道具を開発しなければならないと思ったからです。
芝を良く育てるには、芝の状態を客観的に把握する必要があります。
それには何を指標にするかを考えなければなりません。
研究は、観察、測定、発見からなります。2021/06/08
都心の日本芝
初めに
2018年から都心の実家で日本芝を再開しました。
50年ほど前に親せきの赤ん坊が庭に落ちても良いように家の南の周りに日本芝を植えました。
家を建て直した後も残っていたのを、リフォームして住み直すのに合わあせて雑草が生えないように家の周り全体から庭へと広げています。
毎年5月の連休に張芝しています。
苗の良しあし
良い苗は葉が緑色で幅広く元気で立っていて、根元に十分土があります。入荷を待ってすぐに入手して、間をおかずに植える必要があります。
中くらいは、葉の緑が薄く細くなって寝ています。
悪い苗は、葉が黄色でもやしのようになっていて、土が乾いて抜けて根が裸になっています。芽土を入れて根を保護します。
裏側の土が板のようになっていて、乾かず根が露出していないければOKです。
植え方の良しあし
植える場所は雑草を抜き、ごみを全て取り除いて、地面を鏡のように平らにするのが理想です。
張芝の端が曲がって上がるようだと乾いてしまいます。
枯れ葉などが残っていると、芝生が浮いて根が届かず、根付きません。
芝と芝の間が空いていると乾きやすくなります。くっつけるか、隙間に土を詰めるかします。
根が見えるようだと乾いて枯れるので芽土を入れて覆います。
植えてからの様子
葉が萎れて細くならないように気を付けます。
横に寝た感じの葉が立ってきて緑が増すようなら順調です。
日除けと乾燥防止
晴れた暑い日には遮光して保護してやります。
水やり
乾かないように水やりします。
強く水が当たると土が飛んで根が露出するので、如雨露のように柔らかく水をかけます。
ドクダミとチドメグサ
ドクダミと、水はけの悪い所はチドメグサがはびこります。
池を埋めたところは、周りとつながっていないので、一度全て取り除けば、再発しません。
また家の壁の周りも、基を絶てば再発しません。そこでこれらを試してみます。2023/04/25
苔庭
芝の周辺の日陰で湿った所は、苔が広がっています。思い切って苔庭にすることにしました。2023/04/20
雑草
芝生が元気になるまでは雑草を「ナースプランツ」として利用します。
部分的に枯れて地面が露出していると、乾きやすく枯れが進みます。
雑草で地面が覆われていると乾燥を防ぎます。
元気な芝生でも夏は雑草で保護できます。
冬は防寒や霜除けに役立ちます。
一方雑草を抜くと周りの芝生の根が浮いて傷みます。
雑草も庭の一部です。
毎年の経過
| 緑 | 伸び始め | 水やり始まり | 芝刈り始まり | 草取り始まり | 苗を買う | 芝を貼る | 草取り | 蚊の出始め | 蛾 | ネジバナ花 | 芝刈り |
| 特徴 |
2017 |
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| 4/29 | 4/30 |
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| 5/17 |
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2018 |
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| 4/30 |
| 5/22 |
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2019 |
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| 5/6 |
| 5/11 |
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2020 |
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| 5/11 | 5/12 |
| 5/12 |
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| 9/12 |
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2021 | 3/20 | 4/7 |
| 4/7 | 4/8 | 5/2 | 5/2 |
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| 芽土 |
2022 |
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2023 |
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| 5/5 |
| 4/ |
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| 5/1(1匹) | 5/29 |
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2023年
昨年芝貼りしたところは、水はけが悪くて調子が悪かったですが、何とかわずかに残っています。
までの芝貼りで、広い範囲が芝庭になってきました。
芝の伸びが少なく、ネジバナが大きくなってきたので、咲くまで芝刈りせずに済めばと思います。
5月 水やり開始、草取り
29日 小雨の後に見たら、蛾が大発生していました。
後半は、ヒメジョオン、ハルジョオンが増えてきます。
ネジバナに印をsつけて踏まないように注意しています。今年は10株ほどに増えました。
地下茎で広がるドクダミとシダとチドメグサ、ササ。ヒメジョオン
4月 草取り
地下茎で広がるドクダミとシダとチドメグサ、ササ
2021年
毎年春の連休の芝貼りから始めています。
一度密に伸びますがその後次第に弱ってしまうというパターンの繰り返しです。
今年は3月からなるべく立ち入らないようにしました。
5月早々に苗を入手しましたが、まだ葉が小さく元気がありません。
芽土を厚めにして植えました。
初めに
小さな区画に分けて世話をしています。
東下、東内、花壇、南、リビング、浅池、深池、、椿、和、和池、北
8日
芝生の状態の第三の指標として雑草の数が考えられます。
7日
芝生の状態として、葉の密度と長さは基本的な指標になると思います。
しかしどちらも測ることは難しいです。
密度は5p角では密な場合に多すぎるので1p四方あたりの数、葉の長さは専用のゲージを考えました。
新芝の長さは約7pに伸びています。芝刈りして約2-3pにしました
5月
6日
前日の雨で、緑が増えてきました。
浅池外、浅池、松下、拡大
4日
水やりを続けながら、上から芽土をかけ、緑の立っている葉以外は隠れるようにしました。
2日
芝を買ってきてすぐに張りました。
浅い池を埋め立てたので水はけが悪く、昨年張った芝の黒土が粘土のようになっています。
昨年の芝をはがして、残った土に穴をあけて水が通るようにし、鹿沼土の中粒を敷いて水はけを良くし、肥料入りと無肥料の芽土を薄く敷いてから、芝を張りました。
昨年張った所の隣も同じようにして張りました。張るのは翌日で2日がかりです。右の写真は縁の断面を庭土で覆い上から芽土をかけ水やりした後
浅池の隣の所は5枚同様に張りました。
翌日、葉が白くなっているところを中心に、上から芽土をかけて、根の乾燥予防です。
はぎとった昨年のかけらを別の場所に並べ土をかけました。
5月2日
買ってきた芝
例年入荷してしばらくすると傷んでいるので入荷したら電話をくれるよう頼んでおいた。
すでに葉の緑色に艶がなく、葉の半分は白く枯れて、土が見えません。縁は土が落ちて無くなっています。裏も一部は土が取れて穴になっています。
店で店晒しかと思いましたが、それともまだ春目覚めていないためでしょうか。
4月
10日
東に通路のレンガを置きました。
8日
南を一応刈りました。湿気の多いところはチドメグサがはびこって大変です。
カタバミ抜き
右の浅い池を埋めたところと、その隣と
7日
芝生
だんだん元気になり、度々の雨で生き生きしてきたので、
今年初めての芝刈りをします。
冬は枯葉で保護し、雑草取りは根を傷めるのでせず、
春から芝刈りで雑草の伸びを止めます。立ち入りは養生のために控えます。
夏は十分育っていない芝生を雑草の陰で守ります。
4月のコウライシバ(暖地型芝草・夏芝)の手入れ
芝刈り、水やり
不要です。乾燥が続く場合水やりによって芽生えが促進します。
目土入れ
葉が伸びると凹凸がわかりづらくなります。冬の間に見当を付けておいて低い所が埋まるように目土を入れます。
露出したランナーを埋めて根が出やすくしたり踏圧から成長点を保護するのに目土は役立ちます。目土の量の目安は光合成に必要な葉が完全に埋まってしまわない3?6mm程度です。
肥料を施す
密で緑色がきれいな芝生を作るには肥料が有効。他の草より土壌を選ばない芝草ですが生長が盛んな時期に肥料を与えるとより密で色が濃い芝生を作れます。コウライシバなど日本芝では春?夏、
一般に芝生は肥料が要らないイメージありますが成長期に肥料を与えることで密度が濃くなり、結果的に雑草の侵入を防ぐなど管理が楽になるメリットがあります。
化成肥料20g/m2与えた後水やりします。肥料が偏ると芝草の濃度に差が出ますが水やりで緩和できます。
3月
20日
枯芝の間に緑の葉が残っています。
2020年
10月
6日
芝刈りの二巡目を始めました。
9月
12日
芝刈り鋏を新調して、芝刈りを再開しました。
5月
31日
21日
19日
14日
12日
昨年までに根付かなかったカ所に芝張りをします。
ヤブ蚊が出始めました。
11日
高麗芝を50枚買ってきました。
5月9日
2019年
5月
12日
芝張りするカ所の雑草を抜き整地します。
芝の芽土を敷くことにします。
1枚が35x27センチです。
5月4日
高麗芝10束を買いました。
4月24日
芝張り予定の場所の草取り水やり
2019年
5月21日
姫高麗芝を切り張り。
5月11日
蚊に刺されました。
5月9日
東側に芝張りを続けています。
ホースで水やりしたら土が流れて根がむき出しになったので、芽土を入れて如雨露に変えました。.
5月6日
芝張りを始めました
2018年
5月22日
草取り
4月30日
姫高麗芝5束を買いました。
| 東 | 南 | 西 |
5月 |
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2017年
芝張りを始めました。
5月22日
高麗芝6束を買いました。
5月17日
芝刈り
5月1日、?
芝張りを続けています
4月30日
芝張りを始めました
4月29日
高麗芝と姫高麗芝それぞれ5束を買いました。始まりです。
日本芝 終わり
都心の西洋芝
都心に引っ越して日本芝を張り広げてきましたが、一段落したのと、残った日蔭などになり日本芝が育ちにくい場所の対策として、西洋芝の種まきを一年草の積りで始めました。
2021年
021/05/17-
20年近く東京都心に引っ越すまで郊外の庭で西洋芝を育てました。
2001年12月
J1サッカーチームで、東京都小平市を本拠とするFC東京が、2009年のナビスコカップを制しました。
小平市では小学校の校庭の芝生化を進めていますが、それには、FC東京のスタッフが協力しています。
我が家でも10年以上前から庭に西洋芝を植えてきました。
西洋芝は冬の美しさに魅せられて、始める人が多いですが、「2−3年持てば良い方」と言われ、辞めてしまうことが多いようです。
毎年苦難の連続ですが、冬から春にかけての眺めは抜群です。毎年秋に種子を蒔き足すことにより、何とか維持しています。
年々、日々の記録を掲載します。下に行くほど古くなっています。
経過
2012/06/08 芝生の研究に改題
2019/05/12 芝生と改題 日本芝 記録開始
2014.6.18 2014年版開始
2013.6.4 初めにを冒頭に移動 2013年版開始
12.30 題名を「小平の西洋芝」に戻す
10.15 経過記録を統合、省力化、写真追加、サーバーを移転して再開
2010.10.13 「芝生の庭」に改題、西洋芝が枯れる理由、芝枯れの対策開始
11.6 掲載開始
2009.8.28 それまでの経過をまとめて記録「小平の西洋芝」
「芝生」のHP開始
1996年?秋 西洋芝の種を初めて播く